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eX: project "HANAVIE"

HANAVIE

という訳でこっちにきてかなりの時間を注ぎ込んだフルFlashサイトがようやく完成・公開。まだ何点か細かいバグに手を加える予定はあるけど、この時点でのまとめ。っていうかとりあえずこれだけは言っておくと、見に行った人は是非めくってみてください。いやめくれる物があるんですよ。(注:雑誌の表紙では無いです)言わないと皆気づかないだろうから激しく言っておくことにする。

ただフルFlashなので容量的に結構ある上、サーバーがオーストラリアにあるので日本からみると結構重いかもしれませぬ。

それとFlash Playerのバージョンが7だとちゃんと表示されないようなので、最初文字が出なかったら公式からダウンロードを。(ってかこれ対応考えないとダメだな)

発端

主に日本人向けの情報サイトに載っていたweb製作スタッフの求人広告を俺が発見する。タイミング的に俺が来た直後くらいでかなり絶妙だったのだが、Flashの実務経験がある人を募集していたので正直同時に応募した何件かの求人の中では最も望みが薄そうな気がしていた。(予想に反して同時に応募したものの内返事があったのはこの仕事だけだったりするw)面接兼打ち合わせの結果無事仕事をさせて頂くことになるが、正直言って技術的な不安が結構あったのは事実。Flashに関しては自分の拡張で使っていたり、4年前にムービー作った経験があったとはいえ、本格的なフルFlashサイトを作った経験は無かったもので。

とは言え当初は日本食レストランとかそういう仕事しかこっちで見つけられないだろうな、というある意味での覚悟をしていたので、こういう激しくweb系の、しかも結果が形として残る仕事を貰えたのは望外の喜びだった。不安はありつつもやる気だけは十分あった。

DandE

面子的にはクライアントであるシドニーで美容室を手掛ける方がクライアントで、その親友であるプロのデザイナーさんと俺が実務的な作業に当たる感じだった。

前も書いたけど、結局俺の場合web関係の技術はあってもデザイン的な能力が足りてないなという風に前々から感じていた。正直技術的に可能なデザインは殆ど作ることができる(と思う)けど、じゃあどういうデザインにするかとか、あるいはあるデザインの為に必要な画像を確保、作成するとかそういう部分の力があまり無い。昔から絵とか下手だったし。今もブタ(いなちゃん)とキティしか描けねぇ。

ただやっぱり、ある水準以上のサイトを作るにはそういうデザインの力が絶対必要だと感じていて、勉強しようかなって少し思ったりした時期もあったんだけど、幼いころから芸術的なセンスはあまり無い人だったので結局実際にきっちり勉強するには至らなかった。

んでこれは後から聞いた話なのだが、今回組んだデザイナーさんは俺と逆で、適切なデザインを考えたり画像を作成することはできても、それを最終的にwebの形にする技術的な部分で困難を感じていたらしい。結局Flashにしろ今はactionscriptっていうプログラミング言語バリバリ使う感じになるから、プログラミング能力が要求されてしまう訳で。やっぱりその辺はデザイン屋さんには厳しい。

webというものはデザイン屋さんと技術屋さんが力を合わせて作らなくてはいけない、というかどちらか一人の力で全て作りきれるほど小さなものでは既に無くなっているということは解ってはいたけど、今までデザイン屋さんと一緒に仕事をする機会が無かった。そういう機会があれば是非やってみたいと前々から思っていただけに、こういう形でデザイン屋さんと緊密に協力しあう機会を得られたのは本当に貴重な経験になった。

DvsE

ダメなweb製作っていうのは得てしてデザイン屋さんと技術屋さんの綱引きに終わるっていう話をなんかでみたことがあって、それはそうなのかもなぁというのは前々から思っていた。デザイン屋さんの都合と技術屋さんの都合は得てして相反する訳で、デザイン的に凝ったものを作れば当然技術屋の負担が増えるし、技術的に楽をしようと思うと大抵デザイン的な部分が犠牲になる。

だから今回この仕事に当たって最初に俺が肝に銘じたことは、技術的な理由でデザインの綱を引っ張らないようにすることだったりする。これは別に実質的なリーダーがデザイン屋さんだったからという訳では無くて、むしろそれは技術屋としてやってはいけないことだと思っているから。技術屋の使命は可能な限り求められたものを依頼人の理想通りに形にすることだと思っているもんで。あと今回組んだデザイン屋さんが無茶な綱の引き方をしない人だったという部分もある。(別にそれはデザイン的に妥協しているのでは無くて、技術的な限界を考えた上でデザインを組んでくれるという意味)

そうやってみた結果感じたのは、綱引きをしたというよりは引き出しを引いてもらったなぁという感じ。今まで自分が形にする技術はあっても構成できなかったデザインや、思いつかなかったアイデアを提案してもらって、引き出しの中に入っていた技術を外に出して活かさせて貰ったなぁという感覚。ぶっちゃけめくるのとか技術的にそこまで激しいことはやってないんだけど、(数学的に激しいことは少ししてる)ああいうのを作れないかという提案をして貰わなかったら自分で作ろうとはなかなか思いつかなかったと思う。(いやま他のサイトから頂いたアイデアではあるけど)

border line

もう一つ、デザイン屋さんと協力するに当たって自分が気をつけたのは、仕事の境界線を引かないことだったりする。やるべき作業の中には明らかに技術屋の仕事や明らかにデザイン屋の仕事という作業がある一方で、その境界線上にあるというか、技術屋の仕事なのかデザイン屋の仕事なのかはっきりとは判断できない作業もかなりある。結局そういう部分に積極的に関われるかということが最終的な完成度に直結すると俺は考えているので、例えそれが若干デザイン寄りな話であっても決してデザイン屋任せにはしないようにしていた。もちろん逆もまた然りな訳ですが。

実際デザイン的な部分で最終的に俺の案が採用された部分もあるし、逆に技術寄りの部分で俺が助けられた部分もある。そういうある意味で関わろうとしなければ関わらずに済む仕事を敬遠しないことっていうのは多分大事な事なんだと思う。(いやま程度の問題はあるけど)

柔軟性

少し技術寄りな話になるけど、やっぱり今回改めて思ったのは、どれだけ仕様変更に耐えうる作り方ができるかっていうのが凄く大事だよなぁという話。単純にあるものを作るだけでは無くて、その後仕様変更が入ったとしても柔軟に対応できる作り方ができるか、という部分が技術屋として差が出る部分なんじゃないかと思う。

ぶっちゃけ今回は当初案とから比較して相当な数の仕様変更が続いた。この際の対応に関してはFlashに関する経験不足が出た感は否めず。仕様変更に対応するのに必要以上の時間と手間が必要になる作り方をしてしまった部分があるのは事実。特にタブ関係。もう当面タブはいいですw。

という訳で

オーストラリアまで来てひたすらパソコンに向かうことになりましたが、それだけの価値がある経験ができたと思うし、いいものができたと思います。

おかげで履歴書に書ける言語が一個増えました。・・・でもやっぱ日本に置いてきた愛用のマウスで作業したかったなぁ(しつこい)

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2007年06月05日 15:57に投稿されたエントリーのページです。

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