俺のツアーが6:15発で三人娘のツアーが5:45発なのでそれに合わせて起きたのは4:15。(シャワー待ちでその後二度寝していたという噂はある)残念ながら日程的にこの先またオーストラリアで会うことはなさそうなので、日本か韓国での再会を約束しつつ三人を見送る。ご丁寧に心のこもった日本語の手紙まで頂いてしまう。つーかよくこれだけ日本語書けるもんだ。嵐への愛は偉大だ。昨日遅くまで必死に何か書いていたのはもしかしてこれだったんかな・・・。
見送った後何故か三人娘の分のシーツまで俺が片付け、(まぁ半分俺のせいなんだけど)いよいよ宿の外に出てツアーのピックアップのバスを待つ。バスがきたー・・・って4泊ツアーってそれ俺じゃないから。俺のこないなぁ・・・ってな感じで待つこと20分ほど、よーやく俺のバスが来る。あと10分遅れたらツアー会社に電話する所だったぜ・・・。
まぁガイドは20分遅れた事など全く気にする素振りも無くノリノリでお迎え。どうやら遅れた人が居た上に俺が一番最後にピックアップだった模様。そのせいでタイヤの真上という狭くて揺れる席を掴まされるハメに。やれやれだぜ。
そんなこんなで座った席の近くにはアジア系の女の子四人組。顔つき的に日本人っぽいかな・・・と思ったものの耳に入ってきた会話は韓国語。あー韓国人ねと思いつつ参加者がサインする為に回された紙を見ると思いっきり日本人の女の子の名前が四つ並んでいる。ほげ?と思って改めてよーーく会話を聞いてみると・・・韓国語じゃなくて九州弁だった。うっそーーん。三人娘と一緒に居て散々韓国語は聞いていたのに・・・。(全然意味解らないけど)というか九州弁だと解っていてもテケトーに聞き流していると素で韓国語に聞こえるんだけど・・・。
そんな訳で日本人満載な感じでエアーズロックを中心とした二泊三日のキャンプツアーがスタート。まぁ満載と言ってもフランス人の方が多かったけど。そしてガイドの姉ちゃんの英語がまた聞きづらい。これは早めに慣れておきたいと思い積極的に会話することにする。バスは例によってトレイラー付き。
最初の目的地(というか休憩所)ではラクダに乗ってみる。いやーあれあんなに揺れるんだ・・・そして競馬のようにラクダレースがあることをこの時初めて知る。あいつら走るの速いんかな・・・。
んでもってそこから先はラクダに乗って移動・・・な訳は無く、ひたすらバスに揺られて見所の一つであるカタ・ジュダ(オルガ山)へ。
バスが走る道は砂漠扱いされる一歩手前の様な気候で、こんな感じの風景がひたすら続く。
個人的に驚いたのはこの風景を見て「懐かしい」と感じている自分が居た事。記憶を20年近く辿ってアメリカ中西部の国立公園を旅行した時に車窓から眺めていた風景にどこか似ていて、少しノスタルジーを感じてしまう。多分気候が似た感じなんだろう。そんな懐かしさ感じる風景の中道中では今夜のキャンプファイヤーの為の焚き木集めが行われる。・・・なんかスコットランド人がやたら手馴れていたんだけどアイツは何者なんだ・・・。
エアーズロックが存在するウルル・カタジュダ国立公園入場時にはご丁寧にツアー参加者全員にチケットとパンフが配られる。そしてそこには「アボリジニの人々を尊重し、ウルル(エアーズロック)に登らないで欲しいです」の文字。
ここで少しバックグラウンド的な解説をすると、実はエアーズロックというのは原住民のアボリジニの人々にとって極めて神聖な場所。そのエアーズロック(ウルル)に登る事は本来極めて重要な意味を持つものであり、アボリジニの人々の間では一部の司祭にしか許可されていない。従って、アボリジニの人たちは基本的に旅行者がエアーズロックに登ることを快く思っていなかったりする。
そういう背景があるという事は知っていたが、現地にてここまではっきりと前面に出してアピールされているとは思わず驚く。地球の○き方はエアーズロックの項に関してこの辺の情報をもうちょっと充実させた方がいいんじゃないかと思った。
登山に関してもう一点付け加えると、そもそも現在は安全上の理由(強風、熱すぎ、など)により75%の日は登山が禁止されるとのこと。地球の○き方にはそんなこと書いてなかったので、多分ここ数年で禁止の日が増えたんだと思う。
さてそんな訳で一旦本日の宿泊地であるキャンプへ。とりあえず皆で昼飯。サンドを各自作って食べる。材料を切るのに日本人の女の子4人組が獅子奮迅の活躍をみせ、韓国人と思ってすまなかったと一人勝手に内心申し訳なく思う。・・・っと同時にフランス人の女の子達は食っただけで何もしてないような気がする。
そんなこんなでカタ・ジュダ。大小多数の巨大な岩が無造作に置かれた中を歩く。
周りを見回すと本当に何も無いに等しいのに、この岩だけがポツンと存在するというある種異様な光景。岩が置かれる地理的な歴史をガイドに説明してもらって一応納得はするものの、スケールが壮大すぎて実感が沸かない。まぁただぶっちゃけ近寄ると普通に岩なので少し引いてみた方が・・・とか思ってしまったり。
そんな訳でオルガ岩群に別れを告げ、いよいよアレとご対面の時。日の入りと共に色が変わってゆくエアーズロック(ウルル)を眺める。
日の入りと共にゆっくりと色が変わってゆく様は圧巻。特に本日は雲一つ無い天気だったので、空とのコントラストが果てしない美しさと荘厳さをかもし出していた。つーか単純に夕焼け空を見ているだけでも凄く綺麗。
そんな様子を目の当たりにすると、アボリジニの人々がウルルを神聖なものとして扱う気持ちが良く解る気がしてくる。周りに何も無い中圧倒的な存在感と共にこれだけの表情の変化を魅せるこの岩を神聖な物として扱うのは当然とも言えるのではないか、と。そしてその岩に登ることが特別な意味を持つであろうこと、一見の旅行者が登る事を快く思わないのもまた自然なことではないかという気にさせられる。
その登山の方は今日は強風の為禁止。先に書いた通り75%の日で登山が禁止される訳でそもそも明日登りたいと思っても(ツアーの日程上登るとしたら明日)登れる保障は無い訳だが、仮に禁止されなくても登らずにおこうという風に気持ちが固まる。
そんな感じで振舞われたシャンパンと共にエアーズロックサンセットを満喫し、キャンプに戻る。
キャンプに戻ったらトレイラーから焚き木を降ろし、キャンプファイヤー作成・・・という話になると同時になんかやたら目が輝いているスコットランド人一名とイギリス人一名が・・・。こいつら何者だっ?と言いたくなる様な手際の良さで木をへし折り火をつけて鮮やかにキャンプファイヤー作成。なんでそんなに手馴れているんだ・・・てか焚き木集めから動きがおかしいと思ったんだ・・・。ボーイスカウトかなんかで修行したんだろうか。とりあえずこの二人は火の元担当だな・・・。
無事暖が取れる火が作られた所で晩飯作成。俺様他で華麗に(?)ステーキを焼き上げる。やはり野菜の下ごしらえなどで日本人四人娘が大活躍していた・・・がフランス人五人娘はひたすらキャンプファイヤーに当たっていた気がするなぁ・・・。何はともあれバーベキューを楽しむ。
飯も食ったところであとは寝るだけ・・・となったところでSWAGなる怪しい物の解説がなされる。これは何というか野宿用簡易マットレスとでも言うもので、地面の上に置いて中に寝袋を入れて寝るらしい・・・。これで寝てもテントで寝てもいいよ(ちゃんとコテージみたいなテントがある)って話だった訳ですが、テントよりこっちの方が暖かくてなおかつ虫が寄ってきにくいと嘘のような説明を色々とされ、面白そうだったので騙された気になってこれで寝てみることにする。つーかこれで寝ると満天の星空を眺めながら寝れるってのもありましたがね。
写真はSWAG。こんな感じで中に寝袋を入れて使用。写真から切れちゃってるけど頭をすっぽり覆えるカバーがついてる。
地べたにSWAG、その中に寝袋ってな感じなのでまさしく野宿。実はこの辺の夜は1℃くらいまで下がる訳ですが・・・不思議と全然寒くない。使い方の説明の時に薄着すればする程暖かくなるという訳の解らない説明をされた訳ですが、なるほどこれってつまり自分の体温で中が暖まる訳だから、熱源である自分が薄着した方が暖かいって訳か・・・?風は基本的にSWAGが防いでくれるので問題なし。目が悪くてメガネではイマイチ星空を満喫できない事を惜しみながら寝る。